『ちっくたっく』vocal重音テト

この世界にはどうしようもない恋があります。

どうしようもなく好きなのに、どうしようもなく報われない恋。

それは"最後から捲った物語"のように結末が分かりきった恋。

誰かはこれを時間の無駄だというかもしれない。

誰かはこれを無意味な悲しみだというかもしれない。

だけど私はその気持ちを大切にしてほしいです。

人生には二つの恋があります。

＜誰かからとても愛される恋＞

＜誰かをとても愛する恋＞

叶わないと分かりきった恋ならば、好きな人の幸せを心から願って愛してあげればいい。

“愛されること”

みんなそれを望むけれど、本当はそれ以上に大切な愛がある。

“愛すること”

愛されないのに愛するのは、みんな苦しくて逃げちゃうけれど。

どうか、もう一つの愛の形で

貴方の好きな人の心の中に

＜とても愛された恋＞

として、貴方の記憶が残りますように。

オトギノ